カテゴリー別アーカイブ: 整顎とは?

動かない関節?

「関節がよく動く」

 

ということは
当たり前のように感じるかも知れませんが、

 

あまり動かない関節もあります。
例えば股関節(こかんせつ)。
股関節は
骨盤につながっており、

 

 

「体の土台」としての
役割をになっています。

 

 

体の支持機能ですね。
ですから、

 

「不安定」では困ります。
その分、

 

可動性は犠牲になっています。
体操選手などは除いて、
脚を180度以上開いたり、肩のように
ぐるぐる回したりすることはできません。
これは、

 

いくつもの強い靭帯が

緩んだりはずれたりしないように
動きを制限しているからです。
「肩や顎(アゴ)がはずれた」
という表現は耳にすることはあっても、
「脚がはずれた」(股関節脱臼)
という表現をあまり聞かないのはこの理由です。
(※先天性股関節脱臼を除きます。
二足歩行になると、
ヒトの脚は滅多なことでは脱臼しないのです。)
実際、
開脚を繰り返す体操選手でも、
競技中に脱臼することはありませんね。

 

(※痛みや炎症を起こすことはあります。)

「顎関節」(がくかんせつ)の特徴

「顎関節」(がくかんせつ)の特徴…。

 

それは、

 

 

「顎関節」(がくかんせつ)を形成する

下あごの「下顎骨」(かがくこつ)は、
“下垂している骨”だということ。

 

 

つまり、

 

 

“ぶら下がっている骨”

だということです。
この構造により、

 

 

顎(アゴ)は振り子のようにぶら下がって
頭部のバランスを保っているのです。

 

 

そして、よく動きやすい構造になっています。

 

顎(アゴ)は、動きやすい関節です。

 

「動きやすい」ということは良し悪しです。
専門的にいうと、

 

 

「動きやすい」ということは
「可動性(かどうせい)が高い」ということです。
さらに、

 

「可動性が高い」という性質は
「安定性が低い」ということと同義です。
「安定性が低い」ということは
つまり、「不安定」だということ。
よく動く分、「ズレやすい」ということですね。
「可動性」という機能と引き換えに
「安定性」という性質を犠牲にしているのです。

 

 

「可動性」と「安定性」という
相反する特徴について、
顎(アゴ)とよく似た性質を持つ
他の関節で解説してみましょう。
例えば、

 

肩の「肩関節(けんかんせつ)」。

 

 

(肩甲上腕関節、肩鎖関節、
胸鎖関節、肩甲胸郭関節などを含みます。)
高いところのものを取ったり
ボールを投げたりなど、

 

 

肩は

 

非常に「可動性が高い」ことが分かります。
柔軟性もあり可動域も広いため、
スポーツなどでよく動かすことができます。
その分、痛めやすいのも特徴。
これは「安定性」が犠牲になっているからです。
その証拠に、
肩は時に脱臼を起こします。

 

 

つまり、

「可動性が高い」と
「安定性が低い」(=不安定)ということです。
同様に、

 

顎(アゴ)も
「不安定」な関節です。

顎(アゴ)の役割

顎(アゴ)の役割って何でしょうか?

 

・食べ物を噛む(咀嚼する)/かじる
・歯と歯ぐきの土台
・舌を支える
・唾液を出すきっかけ
・食べ物や液体を飲み込むきっかけ
・言葉を話す
・歌を歌う
・口笛を吹く
・さけぶ
・頭と首のバランスを保つ振り子
・食いしばる/踏ん張る
・口を開けて熱を逃がす
・経絡(けいらく)「三焦経」の通り道
・笑う
・泣く
・驚く
・ぽかんとする/あきれる
・あくびをする
・ゲップをする
・嘔吐する
・深呼吸をする
・フーフーと熱を冷ます
・テーブルに載せて休む(笑)
・(やっちゃダメ)ビンの栓抜き
・紙やモノをはさむ(笑)
・バイオリンを固定する
・(ライオンなど)赤ちゃんを運ぶ
・(動物)ほえる/鳴く
・トレードマーク
(アントニオ猪木さん
(アゴタッチの内川 聖一選手)
・ひげの根元
(リンカーン大統領)  その他

 

様々の機能を果たしています。

 

今後、詳しくお話ししていきましょう。

猫背で太る?

猫背になると、どうしても

頭や顎(アゴ)が前に出てきます。

 

実は、顎(アゴ)と肩甲骨は

 

『肩甲舌骨筋』
(けんこうぜっこつきん)

 

という筋肉でつながっています。
顎(アゴ)が出ると、
肩甲骨の動きが制限されるわけですね。
この結果、

 

胸郭(きょうかく)が縮み
肺活量が減ります。
首都大学 竹井仁教授によると、

 

酸素摂取量が
体重1kgあたり約10%低下するそうです。

 

 

すると、

 

基礎代謝に使われる酸素量が落ちて
太りやすくなります。

 

 

猫背の人はカロリーを
消費しづらくなります。

 

 

やせづらくなり、
ダイエットにとっては逆効果です。

 

 

顎(アゴ)を引き
肩甲骨はを後ろに引いて猫背改善を目指しましょう。

噛むことの重要性は?

食べ物をよく噛むことは
とても大切です。

 

あなたも子供のころ、
先生や親御さんから

 

「よく噛んで食べましょう」

 

と諭されたことがありますよね?
でも、どうして噛むことが
そんなの大事なのか。。。

 

 

はっきり分かりますか?

 

 

以下、改めておさらいしてみましょう。

 

 

1)消化の補助

 

もし、食べ物を丸飲みしたら
胃や喉(この場合は食道)に
詰まってしまいますよね?

 

 

逆に、食べ物を細かく噛み砕くと
胃腸に負担がかからなくなります。

 
2)唾液の分泌をうながすこと

 

よく噛むと唾液(つば)がよく出ます。
この唾液には消化酵素「アミラーゼ」が含まれており、
デンプンが分解しやすくなります。

 

 

消化・吸収がよくなるわけですね。
3)アゴの強化

 

よく噛むことはアゴの筋トレにつながります。
お子様にとっては、アゴの発育が大切です。

 

 

お菓子やパンなど、
柔らかいものばかり食べているとアゴが萎縮し
歯並びやかみ合わせが悪くなることは
よく知られるようになりましたね。

 

 

よく噛むと、脳も刺激しますから
正しい成長が望めます。
食べ物をよく噛むことの重要性がお分かりになりましたね。

 

 

歯やアゴの噛み合わせが悪いと
よく噛むことができなくなりますから、

 

 

正しく歯磨きをし、そして、
アゴのバランスにも気を配っていきましょう。