月別アーカイブ: 2014年4月

眼鏡バランスと就活

「写真を撮ると、眼鏡がズレて見えて見栄えが悪く、

かけ心地も左右違うんです。」

 

大学生のOさん(女性)からご相談を受けたのは去年の春先でした。

「就職活動の前にバランスを取っておきたい」という切実なお悩みでした。

就職活動では、プロフィール写真の見栄えも重要でしょうからね。

 

コンタクトに切り替えることも考えたそうなのですが、眼鏡に慣れているので、コンタクトにすると疲れて調子が悪くなるとのこと。

 

おっしゃるとおり、アゴのバランスが悪いと顔の骨格にも偏りが生じますから、眼鏡のかけ心地に左右差が生まれることがあります。

 

さて、

 

Oさんの場合、「体の凝りや痛みは特にない」とのお話でしたが、

姿勢チェックをしてみると…。

 

案の定、頭も肩も腰の位置も左右で高さが異なり、かなりの猫背でした。

 

また、アゴを開け閉めしてもらうと左右にぶれて動き、ガクガクします。

 

顔やアゴのバランスが悪い方はたいてい全身の骨格がゆがんでいます。

アゴと体はお互いにバランスを取り合っていますからね。

 

また、コリや痛みがないのは、良し悪しです。

痛みの感じ方というのは、個人差がかなりあって、痛みに強い方こそ負担や症状をためこみやすいのです。

 

Oさんの場合はその後、5回集中して全身を整え、6回目に整顎術によってアゴのバランスを整えました。

 

すると、「眼鏡がゆるくなった」とのご感想。(これは意図したわけではありませんが。)

 

その後、月1回のペースで継続的に体とアゴを整えていったところ…。

眼鏡のかけ心地がそろい、眼鏡がズレにくくなりました。

 

体も軽くなり猫背も目立たなくなって、はたから見ても、シャキッと背すじが伸びてどうどうと自信を感じられる姿勢になったことがよく分かりました。

 

Oさんは先日、無事に第一志望の食品メーカーの入社式にのぞむことができたそうです。嬉しいご報告を受け、私も感慨無量です。

 

陸上選手からのご相談

「コーチから『アゴの力を抜け!』と指導されているのですが、

なかなかリラックスできずに困っています。」

 

というご相談を、滋賀県の高校生、Kさんから受けました。

種目は100mだとのことです。

 

そもそも昔は、短距離に限らず、陸上競技といえば、

「歯を食いしばって走る」イメージでしたが、

 

最近はすっかり、アゴの力を抜いてリラックスさせることが浸透してきましたね。

非常に良い傾向です。

 

なぜなら、

顎関節は首や肩とも、筋肉でつながっており、アゴが緊張しすぎると腕の振りがスムーズではなくなってしまうからです。

 

女子100m、200mの世界記録を現在も保持している、故フローレンス・ジョイナー選手がソウル・オリンピックで華々しい活躍を遂げたとき、印象的だったのが、

アゴをリラックスさせながら笑顔でゴールインする姿でした。

 

もう25年も前になりますが、この頃から、アゴの緊張を抜くということが陸上界でもスタンダードになりましたね。

 

さて、

 

ご相談の件にもどりますが、まずは、ウォーミングアップ練習から首や肩をよく動かしてほぐし、”ポカン口”を意識することから始めてください。

 

(コーチに叱られない程度に)歌を歌ったりハミングをしたりして、アゴや舌をリラックスさせ、リズムを取ることも有効です。

 

アゴは振り子の役割をしますから、よくリラックスさせて、パフォーマンスを伸ばしてください。

口の開き具合は?

「アゴががくがくして口を開けるのがツライのですが、

そもそも口はどのくらい開けば正常なのでしょうか?」

 

というご質問を神奈川県の女性、Mさんからいただきました。

 

口を開けるのが辛い方は結構いらっしゃいますね。

1日中パソコンやスマホに向かっていて姿勢が悪い方や

アナウンサーや講師の先生など、しゃべる職業の方にも多い傾向です。

 

結論からお答えすると、ひとつの目安は

「口を開けて縦に指3~4本入るのが理想的」です。

 

日本整顎協会のクライアントでは、1、2本しか入らなくて苦しんでいる方からよくご相談を受けます。

 

改善法としては、

まずは、姿勢を正して猫背を解消するのが先決です。

 

パソコンやスマホをのぞきこむ時間をできるかぎり減らし、首や肩周りの筋肉をストレッチしてあげるだけでも、軽度の顎関節症には効果がのぞめますので、

ぜひ、実践してください。

アゴとバイオリン演奏

左のバネ指でお悩みのトップバイオリニスト、Aさん。

ご本人の訴えどおり、
特に半身のこわばりが強く、

肩甲骨や腕の筋肉が固まってしまっていました。
これらは通常、頚椎の矯正によって改善できるのですが、

Aさんの場合は、

顎関節(がくかんせつ=アゴ)のこわばりが強いせいで、
首の緊張が抜けず、頚椎の矯正が不可能でした。
バイオリンは「アゴで固定する」という
ユニークな特徴がある楽器です。
日々の演奏によって、アゴや首に負担がかかる
であろうことは容易に想像できます。

 

そこで、
整顎術によって顎関節の負担を取り、調整したところ、

 

後頭部から首のこわばりが抜けました。
その後、頚椎を矯正し、

腕や手、指の神経の巡りを改善したところ、

何ごともなかったように「バネ指」が改善し、
元通りの演奏ができるようになりました。