目の左右バランス

「目の大きさが左右で違うので診て欲しい」と、

モデルのTさん(20代女性)からご相談を受けました。

 

「中学生の頃から」という肩こりに加え、

せっかくスラッと伸びた長身なのに猫背気味の座り姿勢。

(お仕事のときは背すじを伸ばすそうですが。)

 

長身の女性に多いのですが、

目立つのを本能的に嫌がって、無意識に背中を丸め込んでしまう方が多いです。

 

これ、意外ですが、堂々として見えるアメリカ人女性でも多い傾向だそうです。

(カイロプラクティック大学の同級生、長身女性から聞きました。)

 

Oさんはつい脚も組んでしまっていて、骨盤や肩にも左右の傾きが見られました。

 

目の大きさについてですが、

眼窩底(がんかてい)を形づくっている骨のうちの一つである、蝶形骨が傾いていると、左右のバランスが崩れます。

 

この蝶形骨には視 交 叉といって、神経神経がクロスする重要なポイントも位置しています。ですから、場合によっては眼が締め付けられるような苦痛が生じてしまう場合もあるのです。

 

見た目のバランスももちろん重要ですが、体の負担を軽くするためにもアゴのバランスを取ることが重要です。

 

その後、Oさんは集中して整顎術を受けることで、左右の眼の大きさのバランスが整ってきました。現在も月1のメインテナンスを続けておられます。

 

 

眼鏡バランスと就活

「写真を撮ると、眼鏡がズレて見えて見栄えが悪く、

かけ心地も左右違うんです。」

 

大学生のOさん(女性)からご相談を受けたのは去年の春先でした。

「就職活動の前にバランスを取っておきたい」という切実なお悩みでした。

就職活動では、プロフィール写真の見栄えも重要でしょうからね。

 

コンタクトに切り替えることも考えたそうなのですが、眼鏡に慣れているので、コンタクトにすると疲れて調子が悪くなるとのこと。

 

おっしゃるとおり、アゴのバランスが悪いと顔の骨格にも偏りが生じますから、眼鏡のかけ心地に左右差が生まれることがあります。

 

さて、

 

Oさんの場合、「体の凝りや痛みは特にない」とのお話でしたが、

姿勢チェックをしてみると…。

 

案の定、頭も肩も腰の位置も左右で高さが異なり、かなりの猫背でした。

 

また、アゴを開け閉めしてもらうと左右にぶれて動き、ガクガクします。

 

顔やアゴのバランスが悪い方はたいてい全身の骨格がゆがんでいます。

アゴと体はお互いにバランスを取り合っていますからね。

 

また、コリや痛みがないのは、良し悪しです。

痛みの感じ方というのは、個人差がかなりあって、痛みに強い方こそ負担や症状をためこみやすいのです。

 

Oさんの場合はその後、5回集中して全身を整え、6回目に整顎術によってアゴのバランスを整えました。

 

すると、「眼鏡がゆるくなった」とのご感想。(これは意図したわけではありませんが。)

 

その後、月1回のペースで継続的に体とアゴを整えていったところ…。

眼鏡のかけ心地がそろい、眼鏡がズレにくくなりました。

 

体も軽くなり猫背も目立たなくなって、はたから見ても、シャキッと背すじが伸びてどうどうと自信を感じられる姿勢になったことがよく分かりました。

 

Oさんは先日、無事に第一志望の食品メーカーの入社式にのぞむことができたそうです。嬉しいご報告を受け、私も感慨無量です。

 

陸上選手からのご相談

「コーチから『アゴの力を抜け!』と指導されているのですが、

なかなかリラックスできずに困っています。」

 

というご相談を、滋賀県の高校生、Kさんから受けました。

種目は100mだとのことです。

 

そもそも昔は、短距離に限らず、陸上競技といえば、

「歯を食いしばって走る」イメージでしたが、

 

最近はすっかり、アゴの力を抜いてリラックスさせることが浸透してきましたね。

非常に良い傾向です。

 

なぜなら、

顎関節は首や肩とも、筋肉でつながっており、アゴが緊張しすぎると腕の振りがスムーズではなくなってしまうからです。

 

女子100m、200mの世界記録を現在も保持している、故フローレンス・ジョイナー選手がソウル・オリンピックで華々しい活躍を遂げたとき、印象的だったのが、

アゴをリラックスさせながら笑顔でゴールインする姿でした。

 

もう25年も前になりますが、この頃から、アゴの緊張を抜くということが陸上界でもスタンダードになりましたね。

 

さて、

 

ご相談の件にもどりますが、まずは、ウォーミングアップ練習から首や肩をよく動かしてほぐし、”ポカン口”を意識することから始めてください。

 

(コーチに叱られない程度に)歌を歌ったりハミングをしたりして、アゴや舌をリラックスさせ、リズムを取ることも有効です。

 

アゴは振り子の役割をしますから、よくリラックスさせて、パフォーマンスを伸ばしてください。

口の開き具合は?

「アゴががくがくして口を開けるのがツライのですが、

そもそも口はどのくらい開けば正常なのでしょうか?」

 

というご質問を神奈川県の女性、Mさんからいただきました。

 

口を開けるのが辛い方は結構いらっしゃいますね。

1日中パソコンやスマホに向かっていて姿勢が悪い方や

アナウンサーや講師の先生など、しゃべる職業の方にも多い傾向です。

 

結論からお答えすると、ひとつの目安は

「口を開けて縦に指3~4本入るのが理想的」です。

 

日本整顎協会のクライアントでは、1、2本しか入らなくて苦しんでいる方からよくご相談を受けます。

 

改善法としては、

まずは、姿勢を正して猫背を解消するのが先決です。

 

パソコンやスマホをのぞきこむ時間をできるかぎり減らし、首や肩周りの筋肉をストレッチしてあげるだけでも、軽度の顎関節症には効果がのぞめますので、

ぜひ、実践してください。

アゴとバイオリン演奏

左のバネ指でお悩みのトップバイオリニスト、Aさん。

ご本人の訴えどおり、
特に半身のこわばりが強く、

肩甲骨や腕の筋肉が固まってしまっていました。
これらは通常、頚椎の矯正によって改善できるのですが、

Aさんの場合は、

顎関節(がくかんせつ=アゴ)のこわばりが強いせいで、
首の緊張が抜けず、頚椎の矯正が不可能でした。
バイオリンは「アゴで固定する」という
ユニークな特徴がある楽器です。
日々の演奏によって、アゴや首に負担がかかる
であろうことは容易に想像できます。

 

そこで、
整顎術によって顎関節の負担を取り、調整したところ、

 

後頭部から首のこわばりが抜けました。
その後、頚椎を矯正し、

腕や手、指の神経の巡りを改善したところ、

何ごともなかったように「バネ指」が改善し、
元通りの演奏ができるようになりました。

名バイオリニストのお悩み

当協会のクライアントに、
世界的なバイオリニストのAさんがいらっしゃいます。

 

名前は明かせませんが、

「情熱大陸」にも取り上げられている

一流のプロフェッショナルです。

 

「左・薬指~小指がバネ指」だということで、

仕事に支障をきたす症状でお悩みでした。
ちなみに、右利きの方なので
左指は弦を押さえる側です。
結論からいうと、

バネ指ではなく、頚椎(首)のゆがみからくる
神経伝達の低下が原因で指の不調が出ていました。
首・肩はもちろん、
骨盤まわりや腰椎周辺の筋肉もかなりこわばっており、
日々の鍛錬による負担の蓄積がありました。

(つづきます)

「むち打ちでアゴが痛む!」

「むち打ち症になってからアゴが痛む!」

というご相談をよく受けます。

 

追突事故などによるむち打ち症は、首や頭を揺さぶり衝撃を及ぼします。

 

これによって、頚椎(けいつい=首)に障害を発症することはよく知られていますが、

実は頚椎だけではなく顎関節にも大きな負担や損傷を与えます。

 

頭、首、顎というのは「キネマティック・チェーン」といって

連鎖的な運動性や支持性を持っているからです。

 

頭や首や揺さぶられると、連鎖反応によって顎の靭帯や筋組織を傷つけて顎関節症につながる例が多く報告されています。

 

具体的な症状としては、頭痛、首の痛み、肩こり、顎の痛みなどが挙げられます。

 

いずれも慢性化している場合が多いのが特徴です。

 

これらの症状を根本解決するためには適切な急性期治療を施した後、

 

慢性期処置として、頚椎の負担を取り除き

整顎術によってアゴの筋バランスを整える必要があります。

歯ぎしり癖があるかどうか?

顎というのは構造上、もともと負担がかかりやすい関節です。

 

ひとつの理由は、アゴ(下顎骨)というのはぶら下がっていて重力の影響を受けているからです。

 

重力を受けると筋肉が伸ばされようとしますが、筋肉というのは伸ばされると反作用で縮こまろうとしてしまいます。つまり、常に緊張状態を強いられるわけですね。

 

もうひとつの理由は、

 

しゃべったり、食べ物を噛んだりして1日に何百回も反復動作を繰り返すからです。噛み合わせの悪さや噛み癖など、負担が蓄積しやすいのです。

 

その他、ストレスを感じたり緊張したときに食いしばる癖があったり、歯ぎしり癖があったりすると更に負担が増します。

 

一度、家族やパートナーに

「私って歯ぎしりしてる?」とたずねてみてください。

 

もし、

 

答えが「YES」なら、ぜひ一度ご相談を。

歯医者さんに行ったらアゴに痛み。

「歯医者さんに行ってからアゴが痛くてしかたありません」

というご相談をときどき受けます。

 

歯医者さんに通うとアゴに負担がかかることをご存知でしたか?

 

…といっても、決して歯科治療や歯医者さんが悪いわけではもちろんありませんよ。

 

口を開けたままの状態でいるということは、本来、顎関節の生理にかなっていません。

 

長時間、口を開けた状態でいることがアゴ周辺の筋肉に緊張を生んでしまうのです。

 

歯科治療が終わった後、アゴがこわばった感じがしたり、軽い頭痛になったりする方は、特に顎関節症の疑いが高いですよ。

アナウンサーも!

教師、セミナー講師、同時通訳、アナウンサーなど、

 

喋ることが職業の方も要注意です。

 

顎周辺の筋肉を酷使しますから、

筋肉への負担や緊張の蓄積によって左右バランスが崩れて顎関節症を発症している方が多いです。

 

ちなみに、(言葉を)「噛む」方や滑舌が悪い方は、

顎の筋肉の左右バランスが崩れていることが多いです。

 

もちろん、

 

顎関節症だけが原因ではなく、

「神経学的統合不全(スイッチング)」といって脳と体の連携が崩れていることが言葉に詰まる大きな原因でもあります。

 

イメージとしては、よくつまづく方、歩くときに手足が同時に出る方などですね。

 

いずれの場合でも、

まずは頚椎(首)を含めて、背骨のバランスを整え、

整顎術によって、アゴの疲れや負担を取り除いてあげることが重要です。

 

喋る職業の方は、整顎によって改善する例が非常に多いですよ。